さまざまな病態の患者さんを
皆で支える看護を
目指しています
今年で看護師歴10年になります。以前は別の病院に勤務していましたが、5年前に当院へ転職してきました。当院へ入職後すぐ、現在の病棟に配属されました。5階病棟はさまざまな病態の患者さんが入院される混合病棟です。メインは呼吸器・循環器・消化器内科ですが、今年から心臓血管外科の患者さんも受け入れています。耳鼻咽喉科の手術患者さんが入院されることもあり、ある意味オールマイティな科といえます。
患者さんやご家族との信頼関係の大切さを学びました
これまでの経験の中で、「患者さんだけではなく、ご家族とも強い信頼関係を築くことがいかに大切か」をつくづく感じた場面がありました。
それは私の不在時に、受け持っていた患者さんが亡くなってしまった時のことです。ご家族の顔はかなり強張っていましたが、私が戻ってから話しかけると顔が緩んでお話しをしてくれました。これまで私が面会や治療のことでご家族の要望に寄り添いながら対応したこと、ご家族が納得できるようにきちんと説明してきたことなどが、ご家族との信頼関係につながっていったのかなとその時思いました。「大変お世話になりました」という感謝の言葉と深いお辞儀をして帰っていかれたことは、私の中でとても印象に残っています。
退院後の患者さんの生活を支えることも「看護」
5階病棟の患者さんの9割は高齢者です。患者さんが病院を退院されてからの生活もスタッフ間で一緒に考えていくことも重要で、患者さん、ご家族の思いをきちんと聞いて、プラスになるような関わりをしていきたいと思っています。今できることは何かを常に考えながら看護をすることを心がけています。
看護師になって10年、あっという間でしたが、これからは後輩の教育に力を入れていきたいと思っています。特に新人や入職1年目のスタッフの話はしっかり聞くようにしています。忙しい時でも、空いた時間に必ず話をします。声をかけやすい雰囲気づくりを心がけています。
看護師の基本スキル=接遇を伝えていきたい
知識やスキルも大事なのですが、私の中で大切にしていることは、接遇です。看護師は患者さんと関わる時間が一番長いため、言葉遣いや接し方などもしっかり伝えていけたらと思っています。